雪林檎のブログ

認知症の母と障害者の姉と、そして離れて暮らす妹のわたし

こころの中

父の死後、もう5年になりますが、

色々ありました。


母が特におかしくなったのは今年4月からですが、もっと前からおかしい事は色々ありました。


今の病院の前に違う病院にも通っていたし、

夜中に電話して来ておかしなことを言ったり、具合が悪いというので夜、下の子を連れて泊まりに行くと、夜中何度も起きて大きな音を出して怒っていたり、でも朝になると忘れているという、確かそれは今から2年近く前の話です。


だからわたしは、母について、姉のことも含め、感情を押し殺してきました。

悲しいとか、そんな事を考えていたら、とても一人で対処出来ないから、淡々とやらなくてはいけない事をこなしてきた感じです。


だけど、もともと、能天気に生きて来たわたしにとって、どこかで無理をしていたのかもしれません。

正直、精神的に壊れそうな時期が7月でした。


わたしは一人目を出産後に軽い産後うつになり、体重が30キロ代になってしまい受診した事があります。

今回は全く痩せませんが(泣)、もしかしたら受診した方が良いのかも、と思うくらい心がおかしくなりそうでした。


認知症は病気で、本人が一番つらい、

というのは母が穏やかになった今だから思えます。

怒りの感情をもろにぶつけられていた時は、わたしにはそんな風に思う余裕はありませんでした。

大好きだった母が恐ろしくて、逃げたくて仕方ありませんた。

わたしの心も限界でした。


今は、母が落ち着いてくれて、わたしの心も落ち着きつつあります。

でもその分、ちゃんとしていたころの母を思い出す事が増え、もしその時の母が今の自分を見たらどんなに悲しいだろうと思うといたたまれなくなるのです。



同じ、認知症の親を抱えている人は、どんな気持ちで過ごしているのでしょう。

同居ならば、そんな事を考える暇もなく、介護に追われているのかもしれません。

離れて暮らして、ケアマネさんやヘルパーさん任せのわたしはまだまだ甘いのだと思います。